ピボットタイプから定型レポートを作成する方法

 この記事でピボットタイプレポートの作成方法 (i-META)を利用し、ピボットテーブルから定型レポートを作成していきます。
 BI21で言う定型レポートとは、行・列が変動する非定形レポート(ピボットテーブル)とは異なり、行・列が固定された、フォーマットが決まっている(行・列に表示する項目が決まっている)レポートを意味します。

定型レポート化を使用する理由

  • ピボットテーブル(非定型レポート)はExcelの仕様上列と行の操作が制限されるため、特定の集計項目を挿入したい
  • SUMIFなどで表作成などを行う場合、表作成➡データマッピングの作業時間がかかるので作業時間削減

手順

ピボットタイプレポートの作成方法 (i-META)を参考にする場合、検索条件を商品名ではなく、販売日付に変更して下さい。

①項目の並べ替えをマウスドラッグで変更し、作成したい定型レポートのフォーマットに合わせます。
 項目の並べ替えを変更したい場合は、項目名を選択し、マウスカーソルが上下左右タイプなった時、ドラッグして移動します。

②ピボットテーブルを選択して、i-MATRIXタブ/ツールの「定型レポート作成」をクリックします。

③ Excelの「Getpivotdata」関数を用いて別のシートに該当ピボットテーブルを定型レポートに変換して作成されます。この際、元シートに設定した条件コントロールも一緒にコピーされます。

※ Getpivotdata関数:ピボットテーブルに格納されているデータを返します。
参考記事:ExcelのGETPIVOTDATA関数の使い方

④キー項目など表示しなくてもいい部分は非表示設定します。

 ※ キー項目を削除するとデータを取得出来なくなります。

⑤定型レポートのフォーマットに合わせてシートを編集します。
  (小計行列の追加、不要データ行の削除など)

⑥該当シートのデータセット更新処理を設定をします。シート上でマウス右クリックしての動作設定を選択します。

⑦ 「Refresh Button」の「RefreshSheet」メニューでデータを更新するシートを選択します。

⑧更新するデータセットを一覧から選択します。

⑨ 条件コントロールの選択値を変えてデータ更新をクリックすると、データが変わることが確認できます。

※条件コントロールのコンボボックスに値が表示されない場合、V1シートの条件コントロールを削除してください。
 (1) i-MATRIXタブ/ツールの条件コントロールを選択します。

 (2) V1タブを右クリックして削除を選択します。

Excel 業務をもっとカンタンに
カテゴリー: BI21